GREAT PRETENDER


NetflixにてGREAT PRETENDERのシーズン2が放映されたので視聴。

国際的な詐欺師集団が悪党を騙す話なんだけど、最終章でこれまでの悪党達が思わぬ展開で登場した事で悪党という概念が薄れて、復讐・怨嗟というものを越えた「許し」が隠されたテーマに感じた。前半は主人公の枝豆が子供の頃、敏腕弁護士である父親に憧れていたのに、ある日、父親が裏で人身売買のブローカーであった事がわかり逮捕。世論にも叩かれて家庭は崩壊。母も後に病死。どろどろした感情を引きずりチンケなペテン野郎でしかなかった枝豆が物語に揉まれて「かなりの食わせ者」になっていく。後半(シーズン2)、その父親が想像していなかった役回りで登場して話を一変させる。主人公を導いてくれた快活な仲間の真の目的は復讐であったりと表層的な部分と陰に隠れたものが交差してどうなるかわからなくなってくる。それでも月日の経過とこれまでの仲間達との過程で、最終的に全てが緩和されて、すべからく登場人物のネガティブな部分に対して許しが生まれる。救いがある上に人の強(したた)かさも感じられる良い作品だった。このコロナ時期の色々な疑心に挟まれている時に見たのもあって、より救いがある物語だと思う。

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